ダイニングの脚の構造
テーブルを作るにあたって今回悩んだのが脚部分をどうするか。
極端な話、テーブルの脚は天板を支えられれば良い。なので下のようなやつを購入すればそれで事足りる。
結構、高価。あと面白みが無かったので、自作することに。簡単なのはいいことなんだけど、ダイニングテーブルの下にはものを置けるようにしたかった。
いろいろな家具屋さんを見回ってテーブルの足部分の構造を見てきた。その中で特に惹かれた構造が木で枠というか棚を作り、その上に天板を置く構造。サイズ感的にも問題なさそうだし、ダイニングテーブルの下にちょっとしたものを置く空間も作れる。
木の棚の構造
天板が重たいのと、その上に色々とモノを置くことを考えて、木枠の柱部分はある程度強度がほしい。ということで、ホームセンターで縦方向は60mm x 60mmの杉の柱に使われるものを使用。
木の高さは650mmで設定。これはソファのサイズ感と似たような高さのものを見比べて決定。実際のダイニングの面としては650mm + 24mmなので普通の家具屋さんでみる650mmのものよりはやや高い。これは決してミスではない、ということにした。
長方形の立体にするので、横の木は普通の板を使用。
完成イメージ。天板に対して柱を4本固定。それぞれの柱は板で固定。
組木をする
上の写真の長辺の方は柱を区切って固定。このカットがかなり難しい。やっぱりプロはレベルが高いなーと思う。
柱の足部分に切り欠きを入れてそれを横木と合わせた。
杉の木の柱には結構亀裂が入っているけど、今回はそれほど影響しないと思いそのまま使っている。切り欠きを作った理由は新しいことにチャレンジしたかっというのが一つ。あと、以前に作った金属の金具を作った組み合わせがあまりしっくり来なかったので、今回はこの形にした。本当は木を組み合わせるようにして作るほうが強度等はあるんだけど、それは流石に技術的に厳しかった。
滑り止めによる滑落防止
今回は、下の枠と上の天板を固定しないことにした。そうすると当然問題になるのが滑ったりずれたりすること。天板自体の重さがかなりのものだからそうそうずれることはないと踏んではいるが、絶対ではない。したがって、木枠部分と天板の間には車のダッシュボードの上で滑り止め防止用のシートを使用。
ネジやダボで固定するのもいいかなと思ったけど、天板の重量と脚の組み合わせがどうなるか。
- 天板に改良を加える - ウレタンニスの塗り直し、角を取るなど
- 場所を変えるのに天板と脚が別のほうが移動しやすい。
それらの事情をもとにして今回はそういうふうにした。固定はしていないため、脚のない場所で思いっきり体重をかけると浮き上がるが、そうでない限りは結構な重さに耐えられるので、ひとまずはダイニングの機能としては問題ないと思っている。