土鍋でご飯!
浅草でショッピングをしているときに、日本の調理器具というような店で見つけたごはん炊き用の土鍋。美味しいご飯が食べたいという欲求はあったが、スイッチオンですべて全自動の炊飯器に結局戻るんだろうなと思いつつも新しいものを手に入れたい欲求もあって購入。
久しぶりに使ってみて衝撃。これはうまい。
高級な炊飯器を使うとこれと同じようにできるのかもしれない。だが、日々の手間と4000円程度の投資でこれだけ美味しいご飯が食べれるなら価値はあるなと思う。一人暮らしだとなかなか手間に負けてしまうかもしれないが、複数人で食卓を囲むのであればこの調理器具は非常に有用。
味に関して
米の味は米の品種や、精米度合いなど左右されるものが多いので、一概には言えないが、同じ米を炊飯器と土鍋で炊いた場合に違うのが、炊きあがりの硬さ。「粒が立っている」なんて表現をされることがあるがまさにそれ。
炊飯器で炊いた場合、米粒に硬さをもたせようとしたら水を少なめにして炊くと良い。ただ、そうした場合に、どうしても硬さが残ってしまう。この硬さに関しては「しっかり」としているというよりは炊ききれていないという食感なのでやや抵抗があった。
しかし、土鍋を使った場合、「しっかり」としているのに米の内部はしっかり炊きあがっている。食べていて嫌味がないし、舌触り、のどごしがいい。低炭水化物ダイエットなどが流行している昨今だが、そんな今だからこそ、この美味しいご飯は素晴らしいと思う。
手間に関して
その反面手間が大きい。米を洗って浸水させること30分、10分程度で土鍋を沸騰させ、3分弱火、その後17分間の蒸らしを必要とするなどスイッチひとつでできる電子炊飯器に比べると手間の多さはさすが。
きっちりとやりすぎる必要はないとは思うが、他のことをしながら調理すればどうしてもミスをおかすし、時間が守られない。工程の間も長いようで短いので手間としては実感は大きい。
特に時間を守るためにはタイマーを使うのだが、プッシュ式のタイマーを使っていると時間を書き換えるのが面倒。我が家はGoogle Homeをつかってその手間を軽減している。
難易度に関して
火加減とか難しいのではないかと感じる部分もあったが、専用の土鍋を使用すれば簡単だった。コメを炊くときにはじめチョロチョロ中パッパというような神経を尖らす必要もない。
最初に使うときは今からたこうとしている合数の米を沸騰させる火加減とかを工夫する必要があるが、2,3回使ってみればなんてことはない、非常にわかりやすい。
気をつけるべきは時間と火加減。ここに注力すればいいので電子炊飯器よりは難しいものの、難易度としてはそこまででもない。
土鍋ご飯はぜひ、導入してほしい。毎日やるには少々手間ではあるし、お弁当などのために朝ごはんを炊く人には使いにくいが、安価で美味しいご飯が食べられるのは素晴らしい。御飯の量を制限しているならばなおさら美味しいのでぜひ。
ただ、ある程度多めに炊いたほうが作業しやすいので複数人で食卓を囲む際ような機会にオススメ。