霧の中で育つセコイヤ杉・・・ かっこええやん!

空気中の水分を吸収して育つ仕組みを持つエアプラント。昔聞いたことがある植物で葉っぱから水分を吸う大木があったなということで、そいつを再度調べてみた。

あの時もうまく出来ていると思ったけど再度調べてみるとやはり面白いね。

セコイア杉

アメリカ杉とかレッドウッドといったほうが有名かもしれない。樹高で1位から3位を独占している種類の木で、平均的な高さが80メートルという脅威。20階建てビルに相当する高さなのでレッドウッド林を歩くと首が痛くなる。レッドウッド国立公園なる国立公園があり、アメリカ西部の風景を象徴する植物と言っていい。ちなみに現在の最高はレッドウッド国立公園にあるハイペリオンと名付けられた115mのもの。ハイペリオンはギリシャ神話の神で「高みを行くもの」という意味なんだとか・・・かっこいい!

ちなみにでいうと、直近でかなりの死者を出しており、過去最悪と言われているカリフォルニア州の山火事だが、カリフォルニア州では自然発生の山火事が例年のごとく起きている。レッドウッドはその樹皮の厚さから山火事が来ても生き残れる生態をしている。

高さの弊害と対応

弊害

樹高が高くなると、一つ問題がある。それは根から吸い上げた水分が葉先まで届かないことだ。

植物はうまく出来ていて、蒸散の作用や毛細管現象など、いろいろな現象を利用して水を根から葉まで届かせる。しかしながら、80mという高さは例外的な高さ。この高さまでそういった作用を利用しても水を届かせることは困難。葉まで十分な水分が届かないということは当然生育のために必要な水が通常ルートでは手に入らないということで生長していくにあたり問題となる。

対応

レッドウッドはその問題を地形の利によって解決した。

アメリカの西海岸に霧の街と呼ばれるサンフランシスコがある。その周辺はその名の通り霧が多い。しかも、サンフランシスコ市だけではなく、かなりの広範囲で霧に包まれる。

レッドウッドは樹高の高い部分への水分供給を朝の時間帯のこの霧を活用している。すなわちエアプラントと同じで、葉にまとわりつく霧から水分を得ているということだ。

霧があるために樹高を伸ばしていくことが出来て、それによって、更に霧の恩恵を得てどんどん高く、大きくなれる。それだけではなく、木の皮を厚くすることにより、山火事に耐えることが出来る。それによって他の植物が山火事で焼けてしまう中生き残り、一大針葉樹林を形成することができる。

当然、霧の少ない地域では同様には大きくなることは出来ないが、場所の特徴と地域の特徴がマッチして作り出された針葉樹林は一見に値する。

レッドウッド国立公園にはそのようなセコイヤ杉が800年の時を経て残っており、密集している。悠久の自然を感じられる国立公園で、アメリカを訪れるならぜひ一度訪れて欲しい。

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