一人焼肉のすすめ
ひとりでできるもん。
お一人様ブームということが言われたのはいつだったか。一人で何ができるか?という問の中でよく出てくるのが「一人焼肉」
私個人では一人でいろいろやるのに抵抗はないが、ランチで焼肉店に一人でいったことはあるものの、一人焼肉をしたことがなかった。
ということで一人焼肉を実施。行ったお店はすたみな太郎。火ノ丸相撲というマンガにすたみな太郎をオマージュした内容が見られて気になったので行ってみた。
そこで気づいたのだけど、一人焼肉は自分の焼肉道の見直しになる。
一人焼肉は自分の焼肉道の再確認
焼肉は家族とか友人という行くという人も多いはず。家族や友人と食べている場合、肉を焼きながら何を食べるか、焼けているかどうか、次に何を食べたいか、その他の会話に関してと同時にたくさんのことをこなしている。
それ自体は楽しいことなのだけど、いろいろなことに気を使っているからか、肉を焼いて食べるという行為に対して想像以上に散漫になっている。一人で焼肉をしてみるとよく分かる。
集中していても肉は焦げるし、厚みの違う肉を同時に焼き始めると火のとおり具合を見失う。厚めの肉が生焼けになってみたり、薄い肉が焦げてみたり。
楽しければよいという部分もあるが、より良い焼肉であればより楽しく過ごせるはず。
焼肉道とは 雰囲気 x 楽しさ x 料理。
複数人で行くことが多い場所なので、雰囲気と楽しさの数値は常に高いレベルにある。そこにさらに、料理レベルを上げれば一段階レベルが上がる。
一人焼肉は自分の好みの再確認
みんなで焼肉に行くと雰囲気が楽しい。ところが一人で焼肉に行くと肉に集中する。それはすなわち、味、匂い、食感に集中するということ。自分がどんな肉が好きかということに気づかせてくれる。
家族と行った場合に満腹感と楽しさで満足してしまうが、焼肉を位置段階レベルアップして楽しむためにはどの肉が本当に自分の好きなものかしっかりと考える必要がある。なんとなくあるこの肉が好きというイメージをきちんと整理して把握すること。
焼肉道の式の「料理」の部分は、分解すれば「味付け」と「焼き加減」と「素材」だ。「素材」が自分の好みであればそれでレベルが上がるし、それがきちんと焼かれていれば更にレベルが上がる。
味付けに関しては、味付きのものなどあるのでどの店に行くかを決める際に考える必要こそあるが、焼き加減と素材の要素は大きい。個々の部分で自分の好みの把握をしておくのは大切。
逆に考えれば一緒に行った人が多少雰囲気が悪かったり、楽しさが少ないとしても、料理でカバーできれば全体の質が上がる。また、美味しいものを食べれば人は楽しい雰囲気を出すものだから、その食事をより楽しいものにすることもできよう。
一人焼肉は次の焼肉を美味しく食べるための布石
肉をどのようにして焼くのが良いか。自分の好みはどんな肉か。これらがわかれば怖いものはない。ただでさえ楽しい焼肉が次からより美味しく楽しく食べれるようになる。
ただ、焼肉屋に一人とはいえ何度も脚を運ぶのはかなり大変。お金がかかってしまう。
そこで家での一人焼肉をおすすめする。

焼肉プレート
焼肉のためのプレートなんかも売っているので、そのプレートとガスコンロを合わせて、比較的煙のこもらない場所(理想的には外)で食べる。最近の焼肉チェーンは直火の網焼きスタイルなので、勝手は少々異なるが、味付けx焼き加減x素材という組み合わせに関してはより極められるハズ。
料理の部分は焼き加減と素材と味付け。焼き加減に関しては練習はできないが、感覚は得られる。素材に関しては言わずもがな。一人焼肉の目的と言える。素材を知れば選択のレベルも上がる。味付けは難しいところだが、店舗ですでに味付けがされている場合もある。しかしながら、塩、タレどっちがいいかということはわかる。
まとめ
焼肉をより楽しむためには自分の好みを知ることが必要。雰囲気や楽しさだけではなく、料理への好意が上がればその分だけ焼肉への好意が上がる。
そのためには素材への理解、味付けへの理解、焼き加減への理解があったほうが良い。一人焼肉は肉と向き合う機会になる。店で集中して行うもよし、自宅で肉を買ってきてやるもよし。
みんながすすめる肉が自分の好みとは限らない。サシの入った霜降り肉が好きな人もいるだろうし、赤みの肉が好きな人もいるだろう。ホルモン系が大好き、いっそウインナーこそが至高という人もいるだろう。そういった自分の好みをきちんと把握すれば次回の焼肉はより楽しいものとなる。
一人焼肉は次の焼肉を楽しむための布石だと考えて一人焼肉を楽しんで行きたい。